市場の朝は早い。外はまだ真っ暗。
ここは青果棟。場内は毎日全国各地から集荷された青果物でいっぱいになる。
今日は会津中央青果さんのところへ。市場に入っている仲卸業者の一つ。
AM5時半。すでにみなさんテキパキと仕事をこなしている最中だった。
忙しく手を動かしつつも爽やかに挨拶してくれる。
注文票通りに品物を振り分けていくのも仕事のひとつ。
スーパーやホテル、レストランなどお客さんごとに要望はそれぞれ。
AM2時までに注文票が届いていれば、その日の朝に対応してくれる。
AM7時。場内で競売が始まる。場内のあちこちから聞き慣れない言葉が飛び交う。
競売にはたくさんの人が参加する。不思議な言葉や手やりは時間を少しでも短くするための手段。
すっかり日も昇り、市場内は活気であふれる。
先取りできない品物は競売で競り落とす。
様々な知識と経験があるうえでできる目利きによって、より良い品物を競り落とすことができる。
AM9時。市場内にある食堂に行ってみた。
会津中央青果のみなさんが美味しそうなおにぎりを持っているなと思っていたら、
この食堂のものだった。写真は焼き肉定食。安くて美味しくてボリュームあり。
AM10時。商品を配達するためトラックが出払っている。すっかり静かになった市場。
毎日の食卓を支えているプロたちの仕事を間近で見た。
食を支えるというと、農家さんや小売店などが取り上げられがちだが、
その両者をつなげているのが仲卸業者だ。